学校日記

12・7(月)基礎・基本が大切!〜児童朝会 小鳥校長先生のお話〜

公開日
2015/12/07
更新日
2015/12/07

お知らせ

 先週の水曜日だったと思いますが、テレビでプロ野球のゴールデングラブ賞授賞式をやっていました。ゴールデングラブ賞というのは今年一年間のプロ野球で、素晴らしい守備をした選手に与えられる賞です。ピッチャー、キャッチャー、一塁手というように各ポジションで一人、セリーグ、パリーグ各9人、計18人が表彰されます。
 その中のインタビューで広島カープの菊池涼介選手がこう言ってました。「指導者の方に言われて心に残った言葉は?」と聞かれて、「基本的なことじゃないですかね。正面で捕るとかいうことです。最後は応用なので」「基礎ができてからの応用なので、基礎が大事だと思います。」
 これを聞いて昔読んだ本を思い出しました。その本には同じような事が書かれていました。 プロのコーチが入団してきた選手を鍛えるのに、10mくらい前からボールを転がすんです。それを選手が捕球して投げる。正面できちんと捕球できるまで何度も何度もさせるんです。選手からすると「なんでこんな中学生がするような練習をさせるんや!?」と思うんですが、この体の正面で受けるという事が一番大事なんです。きちんと体の正面で捕球して投げる。テレビなどではダイビングキャッチやジャンピングスローなどの派手なスーパープレイがよく取り上げられますが、それができる基になる練習が今言った基礎・基本の練習です。
 学校での勉強も同じ、基礎・基本が大事です。一学期、二学期と進んで二学期も終わりに近づいてきました。勉強も少しずつ難しくなってきてますね。今まで勉強してきた中で、ちょっと解りにくいなと思うような事はありませんか。もしかしたら、今勉強している所よりもっともっと前に勉強したところできちんと理解できていない所があったのかもしれません。きちんと理解できていないままに授業が進んで、ごまかしごまかししながら勉強しているのかもしれませんね。そんな時は少し前に戻って勉強し直してみましょう。
冬休みにはクリスマスがあり、お正月があり、楽しい事が一杯あって遊ぶのに忙しいかもしれませんが、一度、一学期から二学期までの勉強について考えてみましょう。基礎・基本の事をおさらいできれば、三学期そして次の学年で勉強がぐっとできるようになるはずです。
 今日は、スポーツでも勉強でも「基礎・基本が大事」というお話でした。お話終わります。