学校日記

12・14(月)もう、いくつ寝るとお正月〜児童朝会、小鳥校長先生のお話〜

公開日
2015/12/15
更新日
2015/12/15

お知らせ

 今日は「お正月の話」をしようと思っていたところ、昨日の朝の新聞に「日本のお正月を知ろう」という広告が載っていてびっくりしました。みなさんのお家ではお正月の準備をしていますか?まだですよね。でも昔は今頃から、というより12月の8日から、この
日を「事始め」といって準備を始めたそうです。それだけ、お正月は大きな行事、お祭りだったという事です。
 昔から新年になると、初日の出とともに「年神様」が降りてきて、そのお家に一年間の幸せを持ってきてくれると言われていました。だから、「年神様」に失礼がないようにお家を新年にふさわしい清らかな場にしなければなりません。
 まず、ちょうど今頃から大掃除をします。家の隅々まできれいにします。奈良の大仏さんの「すす払い」などがテレビのニュースで流れますが、この「すす払い」というのが大掃除なんです。もうちょっと後になると思いますが、どのお家でも大掃除をすると思いますのでお手伝いをしましょう。
 次は「門松」を立てて「しめ縄」を飾ります。「門松」というのは竹を切ったものと松の木をくっつけたようなもので、今は立てるお家は少ないと思いますが、大きなスーパーや商店街にあると思いますので注意しておきましょう。この「門松」というのは「年神様」が家に降りてくる時の目印です。そして「しめ縄」はそのお家が「年神様」を迎える準備ができましたよという印になります。
 最後は「鏡餅」を飾ります。「鏡餅」は「年神様」の居場所になります。ですからお家
の一番いいところに飾るという事になっています。
 でも、みなさんが一番気になるのは「お年玉」ですね。昔はね、お年玉というのはお餅だったんです。鏡餅は今は周りがビニールでできていて中に小さなお餅が入っている物が多いですが、昔は餅そのもので大きく作ったんです。これをお正月に切り分けて配ったんです。そして、この「お年玉」というのは「年神様」の「年」、「玉」は丸い球の事ですが、「魂・たましい」から玉になったものなんです。年神様のたましいですから「お年玉」、みんなもらって幸せになれば良いですね。今日はお正月の話をしました。