着衣泳 〜子どもたちの命を守るために〜
- 公開日
- 2025/07/04
- 更新日
- 2025/07/04
お知らせ
毎年夏になると必ず子どもが水の事故で命を落としたというニュースが流れます。本当に悲しいことです。
子どもたちの命を守るために、高倉小学校では毎年夏休み前に着衣泳をしています。プールでガンガン泳げる子でも、服を着たままで海や池に落ちた場合、溺れることがあります。身につけている着衣が鉛のように重く体にまとわりつき、下手に泳ごうとして体力を消耗してしまうからです。
服を着たまま、水に落ちたらまずすべきことは泳ぐことではありません。水に浮くことです。水に浮いた状態で呼吸を確保することが命を守ることにつながります。そこで、陸上からペットボトルなどを投げてやることで命を救うことができます。
子どもたちは ペットボトルを胸に抱えるとラッコさんのように楽に浮けることを体験していました。余裕があれば ペットボトルを服の中に入れると両手を自由にすることができ、もっと楽に浮くことができます。また、ペットボトルが2つあれば、脇の下に挟んで立つ姿勢のままで浮くこともできます。
万が一、川や海の事故の場面に遭遇したら、落ち着いて、学習した方法で、自分や友だちの命を救うことができます。この着衣泳は、本当に大切な授業です。