学校日記

児童朝会 校長先生のお話です。

公開日
2024/01/23
更新日
2024/01/23

お知らせ

今週は学校で「正しい歩行週間」が行われています。この正しい歩行週間では、
・廊下や階段を歩くことができましたか。
・廊下や階段の右側を通ることができましたか。
という確認をします。
では、なぜこのような歩行週間を行っているのでしょうか。

 まず、廊下や階段を歩かずに走っていたらどうなるでしょうか。
また、廊下や階段の右側を歩かずにいたら、どうなるでしょうか。

今日は、皆さんに「ハインリッヒの法則」というものを知らせたいと思います。
 アメリカのハインリッヒは、ある時、保険会社からなぜこんな事故が起こるのか調べてほしいと依頼されます。彼はいろんな事故を調べていくうちに、ある法則があるのを発見しました。
 それが1対29対300という法則です。
一つの取り返しのない大事故が起こる前は、必ず29の小さな事故が起こっている。その29の小さな事故が起こる前には、必ず「ハッとする」失敗が300ほどあるということです。したがって、大きな事故は、突然やってくるのではなく、その前触れが必ずあるということです。「ハインリッヒの法則」は「ヒアリハットの法則」とも言われています。

 廊下や階段を走っていたり、右側を歩いていなかったりしたときに、人とぶつかりそうになって「ハッと」したことはないですか。また、日常の学校生活の中で、同じように「ハッと」したりすることがないですか。
 これからの生活の中で「ハッとする」ことがあったら、それは大けがや大失敗の前兆だと自覚するようにしましょう。そして決められたルールは、何のためにあるのかをしっかり考えて、自ら判断して正しい行動ができるように心がけましょう。