学校日記

落ち葉を使って

公開日
2015/01/14
更新日
2015/01/14

6年生からのお知らせ

 先週の金曜日、秋から管理作業員さんが集めてくださっていた落ち葉を使って「腐葉土」作りに取り組みました。何でも簡単に手に入る昨今ですが、自分たちが栽培活動に使用する土を作ることができないかと考えたからです。
 運動場のサッカーゴール横に作られた大きな木箱に葉を入れ、水をかけ、踏み固めるという作業を繰り返し行いました。今後も葉が乾燥しないように水をかけたり、月に1度掘り返したりしながら完成を待ちます。完成するには6か月かかり、卒業するまでに完成した腐葉土を見ることはできません。そのことを子どもたちに伝えると、「学校に遊びに来たときに見る。」「バスケットボールの練習をしに来た時に見る。」など、うれしい反応が返ってきました。金曜日の時点でも、すでに袋の中で分解が始まっている葉もあり、独特のにおいがしました。子どもたちは「薬局のにおいや。」や「病院でかいだことがある。」と話していました。
 この活動を通して、自然界では生成されるものがあれば分解されるものもあり循環しているんだということを学びます。理科で学習した食物連鎖のことも振り返って学ぶことで、今回体験したことが生きた知識として子どもの中にスッと入っていったことと思います。完成形を見ることはできないかもしれませんが、1か月後、2か月後とどのような変化があるのか見守っていきたいと思います。