夏休みも後半にはいりました。充実した夏休みにしましょう。
- 公開日
- 2014/08/12
- 更新日
- 2014/08/12
学校からのお知らせ
夏休みも半分が過ぎました。猛烈に暑い日が続いたり台風接近の影響で雨続きの日が続いたりと体には厳しい夏となっていますが、体調を崩さず元気にお過ごしでしょうか? 毎日の規則正しい生活を心がけ、充実した夏休みにしていきましょう。
さて、皆さん私たち内代小学校の校区内に旧街道である京街道が通っているのをご存知でしょうか。京街道とは、「大阪と京都を結ぶためにつくられた幹線」で、「豊臣秀吉が文禄年間(1593〜1597)に淀川左岸の堤防を改修し、堤防上に陸路を開いたのにはじまる」とされています。【京街道の碑(京橋中央商店街)より】
私たちの町の中にも、ここが京街道であることを示す石碑がたてられています。
司馬遼太郎の小説「竜馬がゆく」などを読んでいますと、坂本竜馬をはじめとする沢山の人物が京都・大阪・神戸の間を行き来しています。時には船や馬で、そして時には街道を歩いて。
数年前のこと、小説を読みながら、「電車や自動車などでの移動が普通である私たちにとって、京都まで歩いていくというのはどれくらいの距離感になるのだろう」という疑問がわいてきました。そこで、昔の人の距離感を体感すべく京街道を歩いてみることにしました。大阪の高麗橋から出発し、片町、蒲生、関目、今市、守口、枚方、淀、を経て京都の伏見へ。途中いろいろなところへ寄り道をしながら歩いたので伏見にたどり着くのに一日半かかりました。その時の時間の感覚や距離の感覚は、「何時間、何分」や「何キロ、何メートル」では表現しにくい体感として残っています。
私たちの身近なところでは、京橋駅前から京橋中央商店街を通って野江4丁目の交差点に至り、城北筋の内代1丁目の信号を渡ってゆるやかにカーブする道を通って都島通に出て、都島通を関目の方に向かって北上していくルートが京街道にあたります。
夏休みの「冒険」に、お子さんと共に、私たちの身近にある京街道を京橋や関目まで歩いてみるのはどうですか。ここが京街道なんだと意識し、その時代に思いをはせながら歩いてみると、見慣れた風景もちょっと違う風景として映るかもしれません。
教頭より