全校朝会 校長講話「気づく心を持つということ」
- 公開日
- 2015/11/30
- 更新日
- 2015/11/30
お知らせ
ある日の休み時間でした。職員室前で友だちと話をしているА子さんがいました。そこへたくさんのプリントや荷物を持ったB先生がやってきました。するとそのА子さんは、友だちとの話をやめて職員室の入り口の戸をさっと開けました。その後は、何もなかったかのように、また友だちと話始しめました。私は、よく気のつく子だなと思いました。
気づく心をもつということ。その場の空気の読めるということ。そして、何があってもとっさに判断できるということ。みなさんが、これから成長していく上でぜひ身につけていってほしいことです。この中でも特に「気づく心を持つ」ことが大切だと思っています。
勉強にしてもスポーツにしても、この「気づく心」がないと伸びません。例えば運動で言うと、今みなさんは、運動がんばりカード(チャレンジ九条南つ子)で、色々な運動遊びに挑戦中と思いますが、のぼり棒にうんてい、そして、最近配られた鉄棒やジャングルジム、特に一輪車に乗れるようになるためにはコツがあります。担任の先生から、安全面で気をつけることやできるようになるために様々な指導を受けていると思いますが、自分でも努力をしてほしいと思います。それは、上手にできている人の動きを見て、まねてほしいのです。見ただけで分からない時は、その人に聞いてください。聞かれた人は、聞いた人が分かるようにていねいに教えてあげてください。きっと子どもたち同士でしか分からないようなコツを伝える言葉があると思います。コツの例として、姿勢や目線、用具や器具の握り方、乗り方など、コツはその人によって様々だと思います。
私は、一度だけ一輪車で10mほど進めたことがあります。その時の子どもたちのアドバイスの言葉を紹介します。
「姿勢を正して、少し遠くを見て、動き出したら、漕ぐのをやめたらあかん。漕いで漕いで漕いで漕いで漕いで漕ぐねん!!」今から約30年ぐらい前の話ですが、今でもよく覚えています。
みなさんも、コツを教え合いながら、頑張ってください。