全校朝会 校長講話「パラリンピックに学ぼう!」

公開日
2016/09/05
更新日
2016/09/05

お知らせ

 今週の9日(金)で水泳の学習が終了します。6月、7月、夏季休業日と水泳の学習をしてきましたが、先生方、田中コーチ、4名のインストラクターのみなさんの指導とみなさんの努力で、かなり泳力が向上したと思います。9日のプール納めは、水泳参観の日です。これまでの水泳学習の成果をたくさんの保護者のみなさんに見ていただきましょう。
まだ、伸びる人がいるかもしれません。今週は、仕上げの1週間と思って、最後まで力を抜かずに来年につながる練習を頑張ってください。
 さて、リオデジャネイロでは、7日からパラリンピックが開幕します。陸上競技、車いすバスケットボール、車いすテニス、パワーリフティング、アイススレッジスピードレースなど、数多くの競技で障がいのある選手が、持っているすべての力を出し切って競い合います。ある選手が「仕方がない」という言葉が一番きらいと言ってました。挑戦するからには、叶わない夢はないということとあきらめたくないという気持ちの表れと受け止めました。ぜひ、すべての選手の頑張りに注目してほしいと思います。とりわけ、私が一番注目しているのは、水泳の一ノ瀬メイ選手です。(おおさか子ども元気アップ新聞7月号
の一ノ瀬メイ選手の記事「自分の泳ぎでリオへ」を読む)一ノ瀬選手は、私の中学時代の同級生(水泳部のキャプテン)と重なります。左腕に障がいがあるため右腕だけで泳ぐ背泳ぎの選手でした。今から50年ぐらい前の話ですが、右腕だけの背泳ぎで中学生としては、トップクラスの泳ぎをするということで、新聞に取り上げられたことをはっきり覚えています。左腕は使えなくても、筋力をつけるために右手と両足を中心にこつこつとトレーニングしていた姿が印象に残っています。相当な努力家だったと思います。そういう意味で、今回のパラリンピックの選手たちからたくさんのことを学んでほしいと思います。