全校朝会 校長講話 「福沢諭吉の言葉から」
- 公開日
- 2016/09/12
- 更新日
- 2016/09/12
お知らせ
2学期も2週目に入りました。学校生活も家庭生活ももとにもどったと思います。
今日はこの1万円札に印刷された人物、福沢諭吉が残した言葉について紹介します。福沢諭吉は、今から約180年前に生まれ、江戸時代から明治時代にかけて生きた人です。慶応義塾を造った時に生徒たちに言った言葉です。そんなにむずかしくないので、自分にひきつけて聞いてください。
「学校で一番楽しいことは、好きな教科をもつことである。
学校で一番さみしいことは、注意してくれる友だちのいないことである。
学校で一番みじめなことは、規則を破っても気にならないようになってしまっている ことである。
学校で一番みにくいことは、授業の邪魔をすることである。
学校で一番美しいことは、落ちているゴミを拾うことである。」
私は、すべて大切なことだと思いますが、とりわけ、この中で大事だなと思うことは、2つ目の「学校で一番さみしいことは、注意してくれる友だちのいないことである」という言葉です。
あなたのことを大切に思っていない人は、あなたの言うことを何でも聞いてくれます。しかし、あなたのことを大切に思っている人は、あなたの言うことを何でも聞いてくれる人ではないのです。
互いの「よさ」を見つけあう、友だちの「よさ」に学ぶということは大事ですが、お家の人をはじめ、あなたの周りの大人、もちろん先生や友だち、いつもあなたのことを気にかけて注意してくれる人がいるということを忘れずに、しっかりと「聞く力」を身につけていってください。