全校朝会 校長講話「読書は心の食事」
- 公開日
- 2016/10/24
- 更新日
- 2016/10/24
お知らせ
ほめておきたいことがあります。一つ目は、みなさんのあいさつの声です。先日の全校朝会で「声は前に出すように」と言いましたが、よく出ていると思います。各学級の授業の様子を見ていると、発表の時の声が大きくなってきている人が増えてきています。先生方の指導もあり、意識的に声が前に出るようになってきているように思います。
先週の火曜日も1年生の出会いふれあい教育で、地域のゲストティーチャーに来ていただき、昔遊びを教えていただきました。その時のあいさつが、とてもよかったです。はきはきとよく分かる声の大きさで、自分の思っていることや考えていることを入れながら、しっかりと話すことができていました。1年生のみなさんの成長ぶりに感心しました。
二つ目は、土曜日の防災訓練の時のみなさんの動きです。前日に鳥取県中部で震度6弱の地震が発生したということもあり、全児童が、いつも以上に真剣に訓練に取り組みました。消防署の方からは、みなさんの動きの速さや先生方の指示の正確さについてほめていただきました。いつまた、地震が発生するか分かりません。土曜日は、今回の防災訓練で学んだことを家族の人と話し合ったと思います。今後にぜひ生かしていってほしいです。
さて、人が幸せを感じるときはどんな時だと思いますか。人それぞれに違うと思います。
例えば、お父さんはゴルフをしている時。お母さんは、家族のみんなが、おいしい、おいしいと言って食べてくれる料理を作っている時。兄さんは、野球をしている時。妹さんは、バレーボールをしている時。私は、愛犬が自分の足元に寝ていて、静かに本を読んでいる時に幸せを感じるという家族がいます。それぞれに幸せの感じ方が違います。みなさんの中には、本を読んでいる時に幸せを感じる人がたくさんいるのではないでしょうか。
確かに本を読んでいると、物語の中に自分も入り込んで、泣いたり、笑ったりして自分を忘れてしまうこともありますが、人間は本を通して教えられることは頭の中にしまいこむそうです。みなさんの中にも、知らなかったことを本で知ったり、間違っていたことを直してもらったことがあると思います。
今日から金曜日まで読書週間です。「食欲の秋」、「スポーツの秋」、そして、「読書の秋」真っ只中。「読書は心の食事」と言います。いろいろな本の味を知って、身も心も健やかに育ちましょう。