全校朝会 校長講話「決めつけていませんか?」
- 公開日
- 2016/10/31
- 更新日
- 2016/10/31
お知らせ
昨日は、最高の秋晴れの中、第30回九条南連合振興町会の家族運動会が開催されました。
たくさんの子どもたち、保護者、そして地域のみなさんが参加し、大いに盛り上がりました。私もスプーンリレー、ゲートボールリレー、男女対抗の綱引きに参加させていただき、とても楽しかったです。みなさんも数多くの競技に参加して、たくさんの地域の人たちふれあいながら楽しい秋の一日を過ごせたのではないでしょうか。スポーツで汗を流すのは本当に気持ちのいいものですね。
さて、ずいぶん前に話をしましたが、大切なことなので、もう一度話をしたいと思います。
「暗い部屋の象」というお話です。
6人の人に暗い部屋に入れた象をさわらせました。真っ暗なので誰も象だとは分かりません。
まず、足にさわった人は、これは木のようなものだと言いました。
つぎに、しっぽをさわった人は、これはロープのようなものだと言いました。
鼻にさわった人は、これはヘビのようなものだと言いました。
脇腹にさわった人は、これは壁のようなものだと言いました。
耳にさわった人は、これは葉っぱのようなものだと言いました。
最後に、牙にさわった人は、これはやりのようなものだと言いました。
この話は、物事(人に置き換えてもいい)のある一面しか見ていないのに、すべてのことを知っているかのように決めつけるのは、まちがっていますよということを言っています。みなさんは、クラスの友だちのことを決めつけていませんか。
人間は、心も体も必ず成長します。例えば、2年生の時同じクラスだった人が、6年生になって2年生の時と全く同じということは、ほとんどないのです。周りに同学年の人や他学年の人など多くの友だちから、いろいろ刺激を受けて成長しているはずです。
人間ですから、よいところもあれば、悪いところもあります。お互いによいところを認め合って楽しいクラスや学年にしていく努力をしてほしいと思います。昔から、「木を見て、森を見ず」という言葉があります。
細かいところやごく一部だけを見て、その人のことをよいとか悪いとか決めつけないようにしましょう。