全校朝会 校長講話「本当の強さとは・・・・」

公開日
2017/02/20
更新日
2017/02/20

お知らせ

 2月18日(土)おおさか子どもEKIDENが、ヤンマースタジアム長居と周回道路で開催されました。本校の6年生が参加し、昨年の順位をおおきく上回る好成績を残しました。「走った距離は、裏切らない」これは、アテネオリンピックのマラソンの金メダリスト野口みずき選手の言葉です。EKIDENに参加した6年生の人たちは、毎朝、こつこつと練習を重ねてきました。その地道な努力が、本番の好成績につながったと思います。大阪府下のたくさんの小学校の選手が出場する中で、EKIDEN前に走るチャレンジランやEKIDENのある区間の記録では、トップ10に入る選手もでました。また、何人もの選手をごぼう抜きで走りきる選手もいました。練習の成果がでたと思います。6年生のこのがんばりは大したものです。本当によく頑張りました。出場した6年生の各選手にとっては、小学校生活最後に最高の思い出ができたと思います。

 さて、話は変わりますが、「弱い者いじめ」という言葉がありますが、正しくは、「弱い者がいじめる」と言います。
 鳥の中で一番残虐な鳥は、鳩だそうです。鳩が喧嘩をし始めると、相手が降参しても攻撃をやめません。
 これに対して、強い鷹などの鳥は、鷹同士が喧嘩をしても、相手が降伏の意思を表すと、それ以上は攻撃しません。みなさんの良く知っている犬や猛獣同士のけんかでも同じことが言えます。相手が一番柔らかいおなかを見せると攻撃はしないようです。
一旦切れると相手がもうやめてという表情をしても、まだ攻撃を続ける。これは、自分が弱いからここで攻撃をやめるとやり返されるのではないかと考え、相手がかなりのダメージを受けるまで、攻撃をし続ける鳩の心理とよく似ています。

 私が、小学生時代は、鷹のような子どもがたくさんいました。みなさんは、鳩と鷹のお話を聞いてどう思いますか。鳩のような弱さがなかったか。いじめとは、弱いからいじめるという意味です。本当に強い子は、自分がされていやなことは、人には絶対にしません。

 九条南小学校の子どもたちは、みんな優しい心もった人ばかりだと思っています。この1年間の自分自身の毎日の生活を一度振り返ってみてください。