全校朝会 校長講話 「夏休みに入ってからではおそい。今から考えておきたいこと」
- 公開日
- 2017/07/10
- 更新日
- 2017/07/10
お知らせ
そろそろ梅雨が明ける季節になってきました。校長室前にアジサイの鉢を置いていますが、見ているだけで清々しい気持ちになります。梅雨が明けると、セミが鳴き始めます。そして本格的に暑くなってきます。
もう少しで、みなさんが楽しみにしている夏休みがやってきます。夏休みの課題に計画的に取り組むにあたり、大切なことを3つ言います。
1つ目は、自分から進んで勉強に取りかかることです。お家の人に言われなくても、課題にとりかかるようにしてください。
2つ目は、決まった時間に読書をすることです。毎日続けていると習慣になります。
3つ目は、自由研究です。今から何をするのか、考え始めるようにしておいてください。長い夏休みでないとできないような自由研究に取り組むためには、本やインターネットで調べたり、お家の人や担任の先生に相談したりするのもよいと思います。この3つのことを夏休みが始まるまでに取り組んでみましょう。
2つ目の読書に関わってですが、今年の課題図書に注目しました。中でも一番興味を持ったのが、中学年の課題図書です。「耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ」の話です。聴力障害のあるメジャーリーガーが、ある日の試合で、三振になったことに気づかず、バッターボックスに立っていた。ピッチャーが、その姿を見て笑ったことがきっかけで、ウィリアム・ホイは、ストライクやセーフなどの審判にジェスチャーを取り入れることをひらめきました。
野球をよりおもしろくしたある大リーガーの伝記です。野球の審判のジェスチャーが、このようにしてできたということをこの本で知りました。ウィリアム・ホイがいなかったら、野球は、こんなにおもしろくなっていなかったかもしれません。読むと、元気がわいてくる本です。