全校朝会 校長講話 「いじめについて考える」
- 公開日
- 2017/08/28
- 更新日
- 2017/08/28
お知らせ
明日は、「いじめを考える日」です。1学期、そして夏休みと過ごしてきて自分はどうだったか。振り返る日にしてほしいです。
いじめ調査をすると、必ずいじめられている人が出てきます。担任の先生がその都度、聞き取りをして解決しているので、大きな問題にはなっていませんが、このぐらいなら大したことないやろと思って発した言葉や行動が、言われた人、された人にとっては、大きなショックで大変なことになっていく場合があります。具体的には、学校に行きたくないという気持ちになる、ひどい場合は、命を絶つということもあります。
そこで、もう一度、いじめについて考えてほしいと思います。
いじめには、段階があります。はじめは、ちょっかいをかけたり、からかったりするところから始まります。最初の頃は、やっている人もやられている人も「いじめ」だと気づいてないことが多いです。しかし、そこから、自分の考えに合わない、ちょっと自分と違うということを理由に少しずつエスカレートして、仲間はずれにする、無視する、モノを壊す、隠す、落書きをするということになっていきます。そして、最後には、暴力(言葉の暴力も含む)にまで発展していきます。
ちょっかいやからかいの段階では、体のことについていやなことを言うということが多いです。自分では、どうすることもできないことについて、言われてどんな気持ちになるか分かりますか。自分が、もし、言われている人と同じようなことを言われたらどのような気持ちになるか、しっかり考えてほしいと思います。
大事な事は、はじめの段階で、いじめを見つけたら、周りの人が勇気を出して「そんなことしたらあかんやろ!」などと注意をしたり、いじめられた本人も先生や家の人にすぐに伝えたりするようにしてほしいと思います。
いじめとは、いじめられた側がいじめと感じれば、いじめになる。いじめた側が、いくら冗談だったと言っても、それは決して通用しません。そして、今言ったように、いじめはいじめる本人だけでなく、周りにいる人たちも大きく関係しています。周りの人たちがいじめを見逃さないという立場をとる、いじめを絶対に許さないという空気を作ることがとても大事です。もう一度言います。「いじめをしない」、「いじめを見逃さない」、「いじめを許さない」九条南小学校にしていきましょう。