全校朝会 校長講話「一人一人が、かけがえのない大切な存在」
- 公開日
- 2017/10/02
- 更新日
- 2017/10/02
お知らせ
「日本語の中で最も素晴らしい言葉は何ですか」という調査でいつも一番に輝く言葉があります。それは、何か分かりますか。「ありがとう」という言葉です。
この言葉は、「ありがたい」という言葉からきたものです。「本来はありがたい、あることがむずかしい、めったにないことだ」という言葉からきています。めったにおこらないようことがあったから、感謝の言葉として使われるようになりました。
「ありがとう」と誰かに言われて怒る人はいません。言われると気持ちよくなる言葉です。ありがとうという言葉は、相手の心を気持ちよくするだけでなく、不思議と「ありがとう」と言う言葉を言った人にもお礼が返ってくる言葉です。
不思議なことですが、人間は自分の口から出た言葉どおりの人生を送るものです。
一度、自分の使っている言葉を思い出してみてください。
ちょうど2年前にも朝会で話しました。覚えている人がいるかもしれません。
言葉には、「五悪」と言われる5つの悪い言葉があります。一つ目は、「不平不満を言う言葉」二つ目が、「愚痴を言う言葉」三つ目は「泣き言を言う言葉」四つ目が「悪口を言う言葉」最後が「文句を言う言葉」です。このような言葉をいつも口から発している人は、いつもそのような言葉を使わなければならないことが、身の回りにたくさん起こってくるものです。文句を言えば言うほど、文句を言わなければならないことが、身の回りに起こるものです。でも、「ありがとう」と常に言っている人には、不思議なことに「ありがとう」と感謝することばかりが引き寄せられてくると言います。
これまで、朝会で何度も話していると思いますが、大切な事なので、日頃の自分の言葉づかいはどうか、一度振り返ってみてください。ちょっと腹が立つなということで、友だちと言い合いをして、最後には相手が立ち直ることができないような言葉を浴びせかけて、相手を打ちのめしてしまう。そのようなことは、していませんか。そっと胸に手を当てて考えてみてください。私が教室を回っている時は、ほとんど見かけませんが、もし、今言ったようなことがクラスの中で起こっているようなら、今日から改めていけるように、クラスの人みんなで話し合ってほしいと思います。
過去にしたこと、言ったことは変えることはできません。特に心当たりのある人は、周りの人が聞いていても心地の良い言葉を使うように心がけましょう。教室の中や学校中のあちこちで、「ありがとう」という言葉があふれるようにしていってください。このことは、学校外でも同じです。課外のスポーツ活動で、試合に出かける電車の中や集団で歩行している時、そんな時も同じと思ってください。みなさんは、九条南小学校の看板を付けて行動しているということを忘れないでください。
最後に、人は皆、自分のことを大切にしてほしいと願っています。これだけは、はっきりしています。人のことを大切にしない人は、人から大切にされません。これは家族、友だち、地域の人たち・・・関係ありません。みなさん一人一人がお互いにかけがえのない大切な存在ということを忘れないでください。