全校朝会 校長講話 「社会への関心を広くもってほしい」
- 公開日
- 2017/10/16
- 更新日
- 2017/10/16
お知らせ
土曜日の小中地域合同防災訓練には、今回初めて西中学校からたくさんの生徒のみなさんが参加してくれ、昨年よりも本格的な防災訓練になりました。防災訓練に協力してくれた西中学校のみなさんに感謝したいと思います。防災対策には、これだけしたからもう大丈夫というものはありません。地域に住む人同士がお互いに力を出し合って助け合うという気持ちを常にもっておきたいものです。いざという時に備えて、学校で行う避難訓練の内容もその都度バリエーションを変えて実施していますが、避難訓練の様子を見ていると、回を重ねるごとに避難に要する時間が短くなるとともに、その時の状況によって判断できる力が付いてきていると思います。各担任の先生の指導を受けて、みなさの防災意識が高まってきている証拠です。
さて、雨が降るごとに、山の木々の葉や黄色に染まる紅葉のたよりが聞かれる時季になってきました。
少し前の小学生新聞で気象予報士の方が書いている記事に目がとまりました。「一雨一度(ひとあめ いちど)」という言葉です。一雨降るごとに気温が一度ずつ変化して、季節が進んでいくという意味だそうです。少しずつ秋に向かっているこの時期は、一雨ごとに一度ずつ気温が下がってより秋らしく、そして冬へと少しずつ近づいていくようです。詳しい内容については、図書室の前に貼っておきますので、読んでおいてください。秋の天気の特徴をうまく表現した日本らしい「一雨一度」。ここ2〜3日、雨が続いていますので、みなさんも実感しているのではないでしょうか。このように新聞から得る情報はとても勉強になります。
少し話が長くなりますが、小学生新聞の内容を少し紹介したいと思います。先週の金曜日の新聞ですが、八歳の絵本作家(特別支援学級に在籍しいる2年生の男子)が話題になったという記事です。ストーリーや絵を一人で考えて、主人公の自分が、冒険などをするメルヘンの世界を色鉛筆で描くというものです。絵の好き嫌いに関係なく、興味のある人は記事を詳しく読んでみてください。
次に「仕事ずかん」というというコーナーでは、システムエンジニアという仕事についている方35歳の女性のことが詳しく書いてありました。働き方、私の夢、どのような力が必要か、この仕事につくには、どのよう勉強をすればよいのか、など、とても詳しく書いてありました。みなさんが大人になる頃には、今の子どもたちの約70%は、今はない仕事につくであろうと言われています。今日は、新聞の記事を2つだけ紹介しましたが、興味のあるなしに関わらず、新聞を通して広く世の中のことを知ることができます。知るということがとても大事だと思います。たくさんの活字にふれることです。色々なことを知った上で、正しい判断ができる人になってくれることを願っています。