明治 花だより
- 公開日
- 2020/05/28
- 更新日
- 2020/05/28
お知らせ
まもなく6月に入ろうとしています。この季節の代表的な花といえば、そう、アジサイです。明治小学校の北側の正門横の塀沿いにアジサイが花をつけています。花の色は白……?
アジサイの花の色は、植わっているところの土によって違うというのを知っていますか?
アジサイの花の色のベースとなるのが「アントシアニン」という色素で、そこに「補色色素」と土の中に含まれる「アルミニウム」が働いて色が作られます。アントシアニンと補植色素はあじさいの花の中に含まれているものです。土の中のアルミニウムが紫陽花の根に吸収され、アントシアニンと結合するかどうかで、花の色が決まることが多いようです。
アジサイの青色は、土中のアルミニウムが吸収され、色素と結合して発色します。逆に、アルミニウムが吸収されないと、ピンク色になります。アルミニウムは酸性土壌でよく溶け、アルカリ土壌では溶けません。だから、土を酸性にすれば青花になり、中性〜アルカリ性ではピンク花になると言われています。
さて、明治小学校のアジサイはいったい何色になるのでしょうか?しばらく、興味をもって観察です。