今回の校長室の窓は、「校長室の窓」の配信２００回を記念して、前回に引き続き「中泉尾のちょっといい話 その２」をお伝えします。今回は、３年生のドッチボールのお話です。

　１１月２５日の６時間目は、３年２組の研究授業が予定されていました。しかし、残念ながら雨天で延期となりました。６時間目に何をしようかなと考えていた３年２組の子どもたちは、「先生たちとドッチボールがしたい！」という結論に至りました。

　まずは、校長室に来て「校長先生、６時間目に私たちとドッチボールをしてください。 」とお願いをしてくれました。「お誘いいただいて、ありがとうございます。もちろん行きます。」と返事をしました。
　さらに、「他の先生たちにも、お願いをしてもいいですか。」と聞いてきたので、「いいですよ。一人一人の先生に、お願いをしてみてください。」と伝えました。子どもたちは、たくさんの先生の所に、お願いに行ったようです。
　その結果、添付している写真のように、たくさんの先生方が体育館に集まって、子どもたちとドッチボールを楽しむことができました。とっても盛り上がりました。子どもたちと先生方の笑顔がはじけていました。

　私が素敵だなと感じたのは、「先生たちとドッチボールをしたい」と考えた３年２組の子どもたちの想像力と、それを自分たちでお願いしてやり遂げた実行力です。また、快く子どもたちのお願いに応じてくれた先生方の包容力や優しさにも感動しました。

　３年２組の児童の皆さんと先生方のおかげで、中泉尾小学校の素敵な一面を見ることができました。これからも、想像力豊かに物事を考え、確かな実行力を発揮して、新しい価値観を生み出し、楽しい学校生活を送ってほしいと願っています。校長先生も、みなさんと一緒にドッチボールをして、とても幸せな気もちになりました。ありがとうございました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　中泉尾小学校　校長　辻　信行