作品展はつながるための『ツール』の一つ 〜4年生〜
- 公開日
- 2018/11/09
- 更新日
- 2018/11/09
お知らせ
11月7日(水)
気球の中の風船を抜いていっています。
ほとんどの気球は飛びそうなくらい大成功しています。でも、乾き具合や厚みなどで崩れてしまっているのも何個かありました。
悔しかったと思います。
デザインして、自分が気に入る色を選んで、バルーンに貼って、乾くのを待って…
長い時間を使ったから余計に悔しかったと思います。
でも、そんなことには負けません。
「もう一回やる!」
バルーンづくりの2回目です。
その人たちの顔を見て、できていた人もお手伝い。前回作品を作った時よりも段取りも良く作ることができました。
これが先週の木曜日の話です。
昨日…
「先生、もう一回作りたい。私のバルーン、上のほうに穴があいているんです」
確かに、穴が開いています。でも、気球には見える作品です。すると、前回、バルーンが壊れていた友だちもやってきました。
「先生、まだ、時間ある?」
私は考えました。
(作るやろ、乾かすやろ、糸を通すやろ…もしまた失敗したら時間かかるやろ…)
「う〜〜〜ん。時間がなぁ…」
出た言葉は(無理なんじゃないかな?)でした。
ところがその、友だちから
「大丈夫。私が手伝うから。ねっ!明日からやろ!」
心がとても動きました。
自分の作品がつぶれて、「悲しい」、「悔しい」と思ったときに周りのみんなに支えてもらいました。
次に作った作品で、どうすればきれいに、強くできるのかわかりました。それが自信にもつながっています。
友だちの作品を手伝う4年生。
「ここに貼るん?次、何色がいる?」
「こんな模様を何個か作っとこうか?」
本当に『手伝い』です。
自分がされてうれしかったことが、つながっています。
4年生のたった一つのやくそく
「自分がされて嫌なことは人にしない 言わない」
が進化しています
【自分がされてうれしいことは人にする 言う】
です。
休み時間だけで作品作りをする4年生。
片づけの段取りもできてきました。
改めて作品展は【学びのツール】だと思った一日でした。