校庭の琉球アサガオ


毎朝８時前になると、学校通用門を出て、堂ヶ芝の交差点、細工谷の交差点とぐるっとひと回りします。たくさんの子どもたちとおはようと朝のあいさつをしながらすれちがいます。
　
　今朝、１年生の男子児童が堂ヶ芝のほうから坂を下りてきます。
「アサガオが４２、咲いたよ！」
　私の顔見るなり言いました。

「４２！　数えたの？！」
　目をまん丸くしながら、わたしは問い返しました。

「そうだよ」
と言うなり坂道をわーッと駆け下りていきました。

家の庭のツルに小さく、でもたくさん咲いたアサガオをお母さんと
顔をくっつけるようにして、一つひとつ数える。
「４２だ！」「ほんとだ、ほんとだ！」と言っている姿が、
目に浮かびました。

いいなぁ・・・と、幸せな気持ちになりながら、いつものルートをひと回りしました。
こんな朝が、また始まりました。