【校長雑感 番外編】9月15日 場を清める
- 公開日
- 2014/09/15
- 更新日
- 2014/09/15
校長雑感 一隅を照らす
「番外編」をアップしようと学校に来ていました。
校長室でパソコンの前に座っていると子どもたちの声が聞こえてきます。
校庭に出てみると、桃陽子どもソフトボール部(地域活動・子ども会)の子どもたちです。この週末、祝日も含めて連日、休まず練習をしていたそうです。
すごい!
感心するのは、一生懸命練習をしていることだけではありません。
私が顔を出すと、とても大きな声で「こんにちは!!」とあいさつをします。
そして、更に素晴らしいのは、彼らが練習した翌朝の校庭の様子です。
まるで「雪」が降った翌日の朝のように、足跡を付けるのが惜しいくらいきれいに整地してあります。
スポーツに真剣に打ち込む人たちは、試合の勝ち負けと同等に「大切にしている」ことがあるんだなぁ、と思いながら、じゃあ昨日のあれはなんだったんだろうと・・・・・。
【グラウンドは、聖域?】
ご存知のとおり、昨日、サッカー・仁川アジア大会の日本:クウェ−トの試合がありました。
2016年リオデジャネイロ五輪出場を目指すU−21(21歳以下)代表での試合でした。4−1で快勝しました。
私もテレビ観戦しました。
すばらしい!と手放しで喜びたかったのですが、気になることがありました。
選手がグランドに「唾を吐く」ことです。
プロ野球の選手がガムをくちゃくちゃしながら、時折勢いよく唾を吐くシーンは昔からよく見かけました。サッカーでもワールドカップの試合中継で外国のチームの選手が同じことをする場面も目にしていました。
日本人の選手は?
今まで気にしていなかったのですが、どうだったのでしょうか?
昨日の試合では、アップで映し出された日本の選手が、絞り出すようにしてグランドに唾を吐いていました。
子どもたちに見せたくないなぁ・・・と途中で気が気でなくなりました。
皆さんは気にならなかったですか?
【時を守り、場を清め、礼を正す】
これは、教育学者・哲学者である森信三が提唱した「職場再建の3原則」です。
職場再建3原則ですが、教育現場やそのほかあらゆる場所で共通する、大切にしたい考え方だと思います。(これについては、またあらためて書きたいと思います)
3原則のひとつ「場を清める」
よくスポーツ競技場や音楽のコンサート会場について語られるとき「○○は、聖地である」という表現を聞きます。
人が長年に亘り気を注いで打ち込んできた「場所」というのは、何かしら神聖な雰囲気があります。
だからこそ、日本では修練を積む場所は、常にそうじし清められ、競技によっては入退場に礼をするほど神聖な場とされてきました。
テニスの錦織選手が、小学生時代トレーニングしたコートが聖地になったように
桃陽の子どもたちにとって、このグラウンドが聖地になるかもしれません。
「場を清める」とは、そういう意味でも大切したい言葉だと思います。
サッカー選手の皆さんにも、何か事情があるのだと思います。
批判がましくなることは注意しなくてはいけません。
ご存知の方は教えてください。
でも、私は桃陽小学校の子どもたちには、昨日のサッカーの試合より、明日の朝のグラウンドを見せたいな・・・と思いました。
桃陽子どもソフトボール部の子どもたちのグラウンド整備の精神を大切にしたいと思います。