今日の一言 10月24日 幸せを感じる力
- 公開日
- 2014/10/24
- 更新日
- 2014/10/24
校長雑感 一隅を照らす
昨日10月23日に、PTA成人教育委員会の主催で話をさせていただく機会をいただきました。
「桃陽小学校の運営方針のグランドデザイン作成に、大きく影響を与えたこと」をお話しました。
大きく3つありますが、その中のひとつ「幸せを感じる力」。
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私は音楽家を目指していました。
私は、私の両親やいろいろな方々のご支援をいただきながら、夢を果たすことができませんでした。留学までしたのに、病気までしてしまい、そのため左耳に障害が残りました。親の目からは、当時の私はどんなに不幸に見えたことでしょう。
時が経ち、今から10数年前の里帰りのとき。
私は2児の父親になっていました。
昔話に花が咲いているとき、ふと父が私に訊きました。
「それで、お前は今・・幸せなのか・・」
そのころには、公私ともに順調になっていた私は「幸せだよ」と即答しました。
「そうか、それなら、よし!」と、父はゆっくりとうなづきました。
その時、気づいたのです。
・・・・親は、子どもが幸せであることを望んでいるんだ。
どんな職業についているのかとか
お金持ちとか
耳がちょっと聞こえにくいとか
そんなことより、「本人が幸せだと思っていること」を望んでいるんだ。
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子どもたちに、幸せを感じる力を身に着けさせたい。
「幸せかどうか」は、自分以外の他の誰かが決めることではなく。自分自身が決めること。そして、幸せを感じ、幸せの中にいる子どもをみて、親はこの上ない喜びと安心を得るに違いない。
・・・・そう思っています。
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では、学校ではどういう取り組みにつなげていくのか・・・・
(つづく)