学校日記

今日の一言 11月1日 どーせむり、と言わないで!!

公開日
2014/11/01
更新日
2014/11/01

校長雑感 一隅を照らす

今日のPTA実行委員会で少しご紹介した「TEDXSAPPORO」の
植松努氏のプレゼンテーション。
(植松努)http://tedxsapporo.com/speakers/tsutomu-uematsu/

実はこのプレゼンは、今朝、友人(バイオリン奏者)から紹介されて見たばかりでした。

(TEDXSAPPORO)http://www.youtube.com/watch?v=gBumdOWWMhY

このプレゼンのなかで「いいな!」と思う言葉や場面は、みなさん一人ひとりで違うかもしれません。

私が、今日の実行委員会で紹介したのは、次の場面でした。

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どーせむり。おまえなんかにできるわけがない。

植松さんがこの言葉を投げつけられた時の回想シーンです。

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大きな希望をこんなにも簡単に、心無くつぶしてしまう人の残酷さと無神経さ。

そして学校やすぐ隣の人の身の上にも、実際に今も同じことが繰り返されているのではないかという恐怖と焦り。

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この残酷な言葉を言った人は学校の教師でした。

この教師は、何の資格があって「人が一生をかけて成長させる能力」を見切ったのでしょうか?どういう経験をしてきたのでしょうか?

プレゼンの中で植松氏はこうも言います。
「やったことがない人が、どーせむり、と言う」

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人は希望・夢があるから生きていける、と何かの本で読んだことがあります。

それが本当なら
「どーせむり」と言ってしまうのは、

人を殺してしまう・・・ことほどのことなのかも知れません。

わたしは、こどもに言っていないだろうか?
私たちの学校の先生が思わず口にしていないだろうか?


はげしい焦りを感じました・・・・・


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私も、これまで幾度となく「おまえなんかにできるわけがない」と言われてきました。
今も言われています。

「民間人に、校長職が務まるわけがない」

おこがましい表現になるかも知れませんが、できるわけがないと言われていることをしている人が桃陽にいることが、子どもたちに「どーせむり」と言わない学校の雰囲気につながるのなら、私がここに来た意味が少しでもあるのかもしれません。
がんばらねば!!


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TEDのプレゼンは、いままでも私にいろいろなアイデアや勇気や元気をくれました。
多くの刺激を得ることができます。偉人伝や伝記の本を読む感覚にも似ています。

○TEDについて(ウィキメディアから引用)
TED(テド、英: Technology Entertainment Design)とは、アメリカのカリフォルニア州ロングビーチ(過去にはモントレー)で年一回、大規模な世界的講演会を主催しているグループのこと。
TEDが主催している講演会の名称をTED Conference(テド・カンファレンス)と言い、学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行なう。講演会は1984年に極々身内のサロン的集まりとして始まったが、2006年から講演会の内容をインターネット上で無料で動画配信するようになり、それを契機にその名が広く知られるようになった。