ずがこうさく「パスでかこう!」
- 公開日
- 2020/04/20
- 更新日
- 2020/04/20
校長室(こうちょうしつ)
図画工作の用具で、「パス、クレヨン」があります。小学校の1年生から扱うこととなっています。
このパス、クレヨンは、高学年になっても、中学・高校でも表現に活用できる、とても優れた描画材です。もちろん大人も楽しめます。
ちなみに、「パス」と「クレヨン」では、作られている材料に違いがあり、クレヨンの方が、少しかたい感じがします。どちらも色を重ねて混色できますが、パスの方が、よりしっとりと混色ができるように、私は感じます。
1年生で、初めてパスを扱うとき、学校では上の写真のようなことを指導します。
〇パスの箱には、色の並び方が書いてありますので、いつもその場所に色を入れるようにします。場所が決まっていないと、それぞれのパスに他の色がついてしまい。自分の表したい色を表現することができません。
〇混色やかいているとき、他の色の上に重ねてかくことで、パスが汚れるときがあります。そんな時は、ガーゼやティッシュできれいにふきとりましょう。
〇パスには、さまざまな表し方がありますが、基本は、「線でかく」「面にぬりひろげる」「てんをうつ」があります。
〇折れた短いパスをねかせてかくことで、かすれたような表現もできます。面ぬりや線描きしたパスをティッシュでこすり広げることで、「ぼかし」の効果を出すこともできます。(下の写真3段目の右と4段目の中)
〇パスで絵を描くときは、画用紙の下に新聞紙などを敷いて、テーブルなどを汚さないようにしましょう。一番最初に、約束しておくと、子どもたちは次からも気をつけることができると思います。
〇パスは、とてもやわらかいので、子どもたちの手にもつきます。よごれたらすぐにふきとれるよう、紙コップや紙パックなどに図画工作専用のぬれ雑巾や手ふきタオルを用意しましょう。のりを使った工作をするときやねんどで遊ぶときも、これがあるととても便利です。
〇画用紙は、100円ショップや文具店でも買うことができますが、使用済みのクラフト封筒を切り開いて使ってもよいですし、カレンダーの裏や段ボールにも描けます。新聞紙に描くこともできます。
お休みの間に、お子様といっしょにパスで絵を描いてみませんか。