ドイツでは州によって教育システムが若干異なりますが、おおむね次のようなシステムです。


○初等教育（６歳ー９歳）
　初等教育は，基礎学校において4年間（一部の州は6年間）


○中等教育（１０歳〜）
＝生徒の能力・適性に応じて進路が分かれます＝


　・ハウプトシューレ
　（卒業後に就職して職業訓練を受ける者が主として進む。5年制）

　・実科学校
　（卒業後に職業教育学校に進む者や中級の職につく者が主として進む。6年制）

　・ギムナジウム
　（大学進学希望者が主として進む。9年制）

「ドイツの学校系統図」文部科学省のページをご覧ください。
↓
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/015/siryo/08102203/001/016/004.htm

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日本の小学校にあたるのは、基礎学校（Grundschule）です。

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バイエルン州・基礎学校（グルントシューレ）

【教科】
宗教道徳、外国語、算数、ドイツ語、生活科、音楽、芸術、図画工作、体育


日本とほぼ同じですが、ちょっとした違いは次の点です。

日本「理科」→ドイツ・バイエルン州　生活科※
日本「道徳」→ドイツ・バイエルン州　宗教・道徳
日本「図画工作」→ドイツ・バイエルン州　芸術と図画工作に分かれています。

※Heimat-und Sachunterricht


【授業時数】
ほぼ同じですが、次の点が相違点です。

・宗教道徳
　日本　週１時間　→ドイツ・バ州　１・２年・週２時間、３・４年・週３時間

・外国語
　日本　５年生から週１時間　→ドイツ・バ州３年生から週２時間

・算数・ドイツ語・生活科・音楽・芸術（１・２年生）
ドイツ・バ州は、「この５教科を合わせて週１６時間」とのみ規定し、各教科の時間数は学校の裁量に任せています。

参考資料
○日本の授業時数（年間・授業時数）
各教科など授業時数（文部科学省のＨＰより）
↓
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syo/

○バイエルン州の授業時数（週・授業時数）
↓
http://www.isb.bayern.de/download/10267/gs.pdf

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自分たちの子どもをどのように育てたいのか
どのような社会人になってほしいのか
社会はどのようであってほしいのか
・・・

授業時数ひとつとっても、いろいろなことが複雑にからみあって、その地域が望む形に、なるべくしてなっているのだということが、見え隠れしています。

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ドイツの学校は、ドイツに暮らす人たちのシステムです。
日本の学校は、日本に暮らす人たちのシステムです。

敢えてドイツの学校を引き合いに出す必要はないかもしれませんが、
ひょっとすると、桃陽小学校にも取り入れることができるアイデアもあるかもしれません。

引き続き、ドイツの学校の様子をおはなししながら、いろいろ模索していきたいと思います。