学校日記

今日の一言 11月27日 大阪弁は話せません!

公開日
2014/11/27
更新日
2014/11/27

校長雑感 一隅を照らす

「ホームページ見てるでェ」

昨日、下校時間に6年生のやさしそうな雰囲気の女子児童から声をかけられました。


「ほんと?! うれしいな」と応えると

「(私の声色を真似て)
  <ホント!> 

 なんでそんな風に話すん? 

  <ホント!> だってー」

ちょっと外国語を真似るように繰り返します。


そりゃ、大阪弁話したらヘンでしょ。馬鹿にしてるみたいにも聞こえますよ。
そう答えるその言い方も、また面白いらしく、けらけらと笑います。
私もなんだか楽しくなって、はははッと笑ったのですが・・・・。

*** *** ***

今年4月、低学年の子どもに「危ないよ、そんなことしたらいけない!」と言ったら、きょとんとされました。

・・・・まさかと思いながら言い換えてみました。

「あブない!そんなことシたらアカン」

ご想像の通り、通じたのです。


この時ばかりは「危ないときは、大阪弁を使うべきか!!」と頭を抱えました。

*** *** ***

さて昨日、はははッと笑ったものの、

笑ってていいのだろうか、
大阪弁を練習するべきだろうか、

ほんの数秒でしたが、またこの考えが頭をよぎりました。

そして、すぐに出した結論は、やはり

「大阪弁は話せない」

でした。


よそ者が話す方言は、聞かされるほうが気恥ずかしくなります。

私が、大阪弁を話したとしても、とても聞いていられない代物になるでしょう。
中途半端に大阪弁に手を出すより、(しっかりした)標準語=日本語の使い手になる方が、子どもたちへの影響を考えてもよいのではないかとも考えました。


咄嗟(とっさ)のときには、「そんなことしたらあかん!」と叫んでしまうかもしれません。
でも、日頃は(わたしにとっても)【よそ行きのことば】で通そうと思っています。

如何でしょうか?

*** *** ***


ちなみに、ドイツで、危ない目にあったときはどうするか、
ドイツ人の警察官からの助言は次のようなものでした。

「何語でもいいから叫びなさい。その緊迫した雰囲気と大声で、何が起こってるか誰でも分かります。」

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