学校日記

今日の一言 12月18日 教育に携わる者の責務・大人の責務

公開日
2014/12/18
更新日
2014/12/18

校長雑感 一隅を照らす

今日、午前中に大阪市の公立の幼稚園から高校までの全校長が集まる会がありました。

来年度の学校運営に関係する重要な集まりで、教育長ら教育委員会の幹部も出席していました。

【大阪市立桜宮高等学校 亡くなられた生徒さんに黙祷】

その中で、「体罰・暴力行為を許さない学校づくりの徹底について」として、大阪市教育委員会のご担当者からおはなしがあったのですが、まず、校長全員が起立の上、桜宮高等学校の亡くなられた生徒さんに黙祷をいたしました。

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会場には、外部の人は誰一人いません。
新聞記者がいるわけでもありません。

この黙祷は、ただただ、大阪市の公立学校の校長として、大阪市教育委員会として、教育に携わる者の責務として、二度とこのようなことがあってはならない!許さない!という強い想いから行われたのです。

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私は、今では大阪市の学校の中にいる人間です。しかし、一年目の公募・民間人校長としては、経験する一つ一つが初めてのものばかりです。

桜宮の出来事も、どこか遠くでの出来事のように感じていたことを告白しなければなりません。

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私は当事者になってたんだ・・・

お恥ずかしい話ですが、
今日、今更ながらその事実に気づき、その責務の重大さをひしひしと感じ、熱いものが込み上げてくるのを禁じえませんでした。

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「子どもは、どなられたり、叩かれたりしなければ、言うことをきかない!」
そんなことは、有り得ない。

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桃陽小学校にあふれるのは

 温かい言葉
  優しいしぐさ
   どこまでも子どもを信じるまなざし

私たちの子どもたちは、こういう世界の中で成長できるはずだ。

いや、成長させたい。

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今日の黙祷に込められた想いとその実現は

私たち教育に携わる者の責務です。成し遂げられなければなりません。


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更に言うと、同時代に生きる大人の責務でもあるのかもしれません。



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