将来の夢
- 公開日
- 2020/12/20
- 更新日
- 2020/12/20
6年生の部屋
11月18日の記事で紹介しましたが、漫画家の橋本スズヒラさんに5年生6年生で、職業講話をしていただきました。
その授業をきっかけに考えたことを、作文(卒業文集)に書いた6年生がいます。
『 好きなことで生きる
6年女子
私は、将来の夢が決まらなくて悩んでいた時がありました。何故なら将来の夢が決まっていたら、その職業の勉強もしやすいし、その職業の専門の高校や大学に行きやすいので早く好きな事を決めた方がいいと思っていました。
しかし、「将来の夢を簡単に決めていいのか」などと考えていると、さらに夢について決めるのが難しくなってきました。
ある日、マンガ家の人が学校にやってきたときがありました。マンガ家はどのような仕事をしているのか、などの話を聞いていました。
「しめ切りに間に合わせるのは大変なこと」や「税金をはらったりしなくてはいけない」などの大変そうなこともあるが、その一方では、
「自分の描いたものをみんなに読んでもらっていると考えると、やりがいのある仕事」だと言っていました。そしてその後に、このように言っていました。
「好きなことで生きる」
この言葉の意味は、どれだけつらくても続けられること。私は今までの話を聞いているうちに「マンガ家になりたい」「好きなことで生きていきたい」そう思いました。』
橋本スズヒラさんは、「好きなことで生きる」ためには、「好きでないこともたくさんしなければならない」とお話されていました。そのお話が、「自分の夢を実現させたいという思いが強ければ、どれだけつらいことがあっても努力を続けられる。」と、この児童の心に響いたのだと思います。