読書感想文コンクール応募作品 2年生
- 公開日
- 2021/01/21
- 更新日
- 2021/01/21
輝く、桃っ子!
12月18日の記事で紹介しましたが、2年生児童の応募作品は、「毎日新聞社賞」を受賞しました。以下に紹介します。
2年 男子
「タヌキたちの夢」
学校や家で、広島のげんしばくだんや戦争の話を聞いたり、本を読んだことがあったので、ぼくはこの本をえらびました。でも、タヌキのお話だったので、ふしぎにおもいながら読みました。
この本は、タヌキのお父さんが、これからはタヌキの子どもにもきょういくがひつようだと、こっそり小学校で勉強するお話です。とちゅう、新聞にきじがのって大さわぎになったり、戦争でべんきょうできなくなるなかで、タヌキと人のかかわりをえがいたお話です。ぼくは、タヌキたちは何のために勉強しているか、ふしぎでした。この物語を読んでぼくが知ったのは、戦争は、たくさんの人やかんけいのない植物や動物の命もうばってしまうし、夢や目ひょうもうばってしまうということです。昔、戦争でたたかったという人が、「無知は無理解を生み、無理解はぞうおを生む、ぞうおは戦争を生む」と言っていました。相手のことを正しく理解すれば、争いごとはおきないということらしいです。相手のことをよく知って、やさしい心で理解したら、戦争にはならなくてすむんじゃないかな。だから、もしかしたら、タヌキたちは平和にくらすために勉強していたのかもしれないなと思いました。タヌキたちは、人間をこわがらせなかったし、人間もタヌキたちをやさしく見守っていた。おたがいにやさしい心で向き合ったから、争いがおきなかったんだろう。
戦前は、アリガトウとかいていたはっぱが戦後にはサンキュウになっていて、てきだったアメリカの言葉も勉強したタヌキたちはすごいなと思いました。ぼくもそんなタヌキをおうえんしたいです。
ぼくにとって、戦争は昔のできごとですが、今の平和な一日一日は、本当は当たり前ではなくて、昔の人たちがくろうして手に入れてくれたものなんだということをわすれてはいけないと思いました。そして、ぼくは、いろんなことを知って、やさしい心で受け入れられる大人になりたいな。