学校日記

今日の一言 3月24日 3学期が終わりました

公開日
2015/03/24
更新日
2015/03/24

校長雑感 一隅を照らす

「小学校 第○学年の課程を修了したことを証明します。」

「修了証」には、こう書かれています。

1年間の課程を修了し、4月からは進級します。

私の手元には各クラスの集合写真があります。
去年の4月に撮った写真です。
もう、だれがだれだか、見分けるのが難しいほど、みんな大きく成長しています。

この4月には、みんな新しい学年の表情になって登校してくることでしょう。

今から、とても楽しみです。

・・・でも、さみしくもあります。

*** *** ***

あっという間の一年間でした。

こんなふうに時間は過ぎて行くんだっけ。戸惑いを感じます。

子どもたちの時間も一緒に過ぎていきます。

☆あどけない表情の子どもたちが、だんだん意思を持った顔つきになりました。
☆はっきり言葉が出なかった子が、しっかりとお話をするようになりました。
☆ケンカをしても、仲直りすることができるようになりました。
☆怒ってこぶしを振り上げても、
 その気持ちに少しだけ戸惑いをおぼえるようになりました。
☆本当の強さに気付きはじめました。

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今日、子どもたちは、
「修了証」と、教室にあったいろんな「物」を大きな袋に入れて、
さよなら・・っと大きな声をあげて帰っていきました。

でも、「今」や「この一年間」という時間を、惜しげもなく置いて帰っていきました。

・・・ ・・・ ・・・

ああ、君たちの「時」は往ってしまうんだな。

もう少し、何かを惜しみながら帰ってもいいのに。

私は、校門に向かってかけて行く子どもたちを引きとめては、
今日の出来事や一年間の思い出やらを訊いてしまいました。


(この難しい質問に一生懸命答えてくれる、前歯がない子どもの顔がかわいい!!!)

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暗くなった校舎。子どもたちの声の代わりに、校長室には環状線の通る音が聞こえます。

名残惜しいので、もう少し学校にいることにします。

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