今日の３年生の遠足。

校外活動の目的の一つに「公衆道徳などについての望ましい体験を積むことができるような活動を行うこと」というものがあります。

今回のように大阪港にある海遊館を訪問すれば、自ずと公共交通機関を使用するので、この目的には好都合です。

学校に勤務する以前、仕事で電車に乗るとき遠足の一行と一緒になることがよくありました。

ドイツでも同じ活動があります。仕事のことを考えていたり本を読んだりしているときに、ドイツ人の小学生や幼稚園児が一斉に車内に乗り込んでくると、ちょっと気が重くなったものです。

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桃陽小学校には電車に乗るときに、伝統的な車内でのマナーがあります。

通路の中央に、２列になった子どもたちが窓の方を向いて背中合わせに立ちます。
友だち同士ではおはなしをしません。
つり革は持ちません。

今日の３年生は、とても上手にできていました。乗り合わせた方々の中には、子どもたちの様子を見てニコニコしたり、「どこの小学校」と声をかけてくださった方もいました。

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実は、いつもいつもこんなふうではありません。
車内で落ち着きがなく、私がずっと声をかけ続けなければいけないときもあります。

学校に帰ってから担任先生に訊きました。
何か特別に指導をしたのか。

答えは、「前日に、ほんの少しですが復習をしました。」

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子どもたちに、大きな声を出したり、怒鳴らない指導をしてほしい、と言ってきました。
今日の遠足では、出発から帰ってくるまで、大きな声は一度も聞こえてきませんでした。

成功例の一つとして、この形が積み重なっていくようにしたいと思います。