生きているということは

誰かに借りをつくること

生きているということは

その借りを返してゆくこと



誰かに借りたら誰かに返そう

誰かにそうしてもらったように

誰かにそうしてあげよう

（永六輔）





電車や街中で、困っているお年寄りを見かけると、

「誰かにそうしてもらったように、誰かにそうしてあげよう」

この言葉を想いだし、声をかけることにしていました。

見慣れないアジア人に、気持ちよく、甘えてくれる素敵なドイツ人のおばあちゃん・おじいちゃんたちでした。

“ありがとうございます”
心の中でわたしは言っていました。

＊＊＊　＊＊＊　＊＊＊

１９８６年にドイツへ渡るときに、母が持たせてくれた母直筆の「無事」と書かれた額（写真）。

引っ越しをしたとき、職場を変えたとき、まず荷物から取り出します。
ここに来た時も・・・。

遠く外国にいると、母に「何かしてあげたい」と思っても叶いません。

せめても・・という想いでした。

＊＊＊　＊＊＊　＊＊＊

借りを返せるチャンスをあたえくれる「誰か」に

ありがとうございます！！