週末に河合隼雄の本を１０冊まとめ買いしてしまいました。

私の尊敬する、ある先生に勧められたからです。
前々から趣味と実益に叶うこともあり、ちょこちょこ読んでいましたが
「今君が悩んでいる解決になり得る」・・・と、
その先生から「読み漁る」ことを勧められました。

河合隼雄は、臨床心理学者、ユングを勉強した人ですが、学校教育・子育てについて、その視点から多くの示唆に富んだ本を著しています。

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よく「自己実現と子育ては両立するか」なんて言われますが、ぼくは子育てほどおもしろい「自己実現」はないと思います。「子育ては自己実現だ」というのは、子育てはこころも身体も、つまり人間全体を使わないとできないからです。
（略）
「自己実現」はそれができたから一生それでいける、というものではありません。ユングはいつも「自己実現の過程」と言っていました。（略）結果ではなくプロセスだということです。

人は「その人になる」という過程を一生ずっと歩み続けていくんです。・・・

（こころの子育て　“あとがき”より　朝日文庫）

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子育てって、すばらしいこと・楽しいことをしているんだな、とあらためて思いました。