今日の一言 7月22日 平成27年度 小中教職員総会
- 公開日
- 2015/07/22
- 更新日
- 2015/07/22
校長雑感 一隅を照らす
昨日、夕陽丘中学校で開催されました。
目的:中学校区4校(生魂小学校・五条小学校・桃陽小学校・夕陽丘中学校)の教職員の連携を強めることで、9年間という教育活動の中で児童・生徒を育成できるよう計画を立て実践につなげていけるようにする。また、小中の滑らかな接続をめざす。
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小中連携が大切なことは自明ではありますが、その取組は容易ではありません。
私が勤務していた「ミュンヘン日本人国際学校」は、小学校・中学校が一つの組織の中にある学校でした。
小学生と中学生が同じ校舎で活動し、特別活動の中には、小中が一緒になって行う行事もいくつかありました。児童会活動と生徒会活動を一緒にやるという取り組みもありました。
しかし、学習面での連携による小学校から中学校へのギャップの解消が出来ていたかというと、疑問です。
〔学習面・教科の連携の難しさはどこにあるのか。〕
中学校の学習は「高校入試」を強く意識しています。広い意味での教育の目的・意義は、もちろん「高校入試」だけではありませんが、全ての子どもにとっても、保護者にとっても気になるところです。いわゆる「出口保障」です。
一方、小学校は、「出口」に何かのハードルが設けてあるわけではありません。中学受験をする子どもを除けば、学習の成果をシビアに試される機会がすべての子どもたちに用意されてはいるのではないのです。
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このような厳しい状況で、昨日、先生方が教科に分かれて小中連携について分科会を持ち、連携深める努力をしました。
難しさはあるものの、地道な取り組みは必ず成果としてあらわれることと信じています。