今日の一言 8月11日の続編
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8月11日の朝は、「これからの学校行事を語る」と題したシンポジウムがありました。
出席者は向かって右から・・・
○岡田和子(大阪市教育委員会学力向上支援担当部長)
○杉田洋 (現國學院大学教授。元文部科学省初等中等教育視学官)
○相川七瀬(歌手)
○西上雅章(通天閣観光・社長)
○桂文喬 (落語家)
○近藤義之(進行役=大阪市立市岡小学校長)
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皆さんお一人お一人が、自分の子ども時代の思い出や親として関わった経験などを交えながら、これからの学校行事について期待を込めた熱いお話をなさいました。
参考:学校行事とは?
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http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/chu/toku.htm#gakkou
(学習指導要領・文部科学省HPより)
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学校しかできないことは、なんだろうか?
それは、いろいろな人たちで構成される社会の疑似体験をすること。
・・・というアイデアがあります。
子どもは、家族という小さな社会では、理解され愛されています。
家族の中で通じる意思表明(ことば・行動)のみで生きていくことができます。
いったん家庭から外に出ると、今まで通じていた表現では理解してもらえないことがあります。また自分にそれほど大きな関心を持ってもらえないことに驚いたり、傷ついたりすることもあるでしょう。
昔は、町内での活動や遊びで年齢の異なる子ども同士の交わりや、親以外の大人とのやり取りを体験する機会もあったことでしょう。
今は、そのような体験や経験をする機会を、学校活動の中で充実してほしいという期待が以前に増して大きくなっているように思います。
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「小学校 学校行事研究 全国大会」が50回と回を重ねたことからわかるように、学校教育において学校行事(特別活動の中のひとつ)の重要性は、昔から変わりません。
「学校は社会の縮図であり、その社会の中での様々な人間関係や日々起こる課題の解決方法などを、保護者や教職員が見守る中で疑似体験できる絶好の場所である」
そのことを意識し、更に踏み込んだ取り組みができれば、桃陽小学校はもっと良い学校になるのでないかとワクワクしながら、このシンポジウムの会場(アウィーナ)をあとにしました。