今日の一言 10月23日 公募校長支援「ゴーヤ」 その2
- 公開日
- 2015/10/23
- 更新日
- 2015/10/23
校長雑感 一隅を照らす
この日の授業では、「サラダでげんき」を学習しました。
* * *
りっちゃんのお母さんが病気になってしまいました。
りっちゃんは、美味しいサラダを作ってお母さんを元気づけることにしました。
サラダを作っていると、動物たちが次々とりっちゃんの家を訪れ、様々なアイデアを出して手伝ってくれました。おかげで、美味しいサラダの出来上がります。りっちゃんのお母さんはそのサラダを食べて元気になりました。
* * *
「みんながサラダをつくるのなら、何を入れたいかな?」
先生は、
・サラダに何を入れたいか
・なぜそれをえらんだか
質問しました。
配られたペーパーに、子どもたちはどんどん書き込んでいきます。
「ゴーヤ」と書いている子がいます。
おー、選んだ理由はなんだろう?覗き込みました。
「ゴーヤは にがくて わたしは きらいだけど、
パパとママが すきだから いれたいです」
自分が好きだから、美味しいから・・・こういう理由を書く子どもが多い中で、この子は、お父さんとお母さんのことを考えています。
「今日サラダになに入れる?」
ん〜・・・パパとママの好きなもの!
「ゴーヤだよ、いいの?」
ん〜・・・パパとママが好きならいいよ!
(そうだった、ゴーヤって苦いんだった。
でも、いいよ!みんなが美味しいなら)
ちょっとだけ、おねいさんぶって
そんふうに言うこの子。
幸せなご家庭の様子が目に浮かぶようでした。
(国語の読む学習のなかには、≪想像を広げながら読む≫という指導内容があります。
自分の身近なことに結び付け、この子のような感想が授業で出てくることは、すばらしい授業であった証明かも知れません)