学校日記

今日の一言 11月4日 550人の静けさ

公開日
2015/11/04
更新日
2015/11/04

校長雑感 一隅を照らす

今日は天王寺区小学校音楽会。

音楽会のはじめに「開催校の校長あいさつ」がありました。

開催校は、桃陽小学校。私があいさつをしました。

そのときに私がどうしてもしてみたかったことがありました。

* * * *

「550人の子どもたちと先生たちが、心臓の音が聞こえるくらい静かにすることです」

音楽は、もちろん「音」が大切ですが、音を聴き、感じるためには「無音の状態」もとても大事です。何も音がしていない時間も「音楽」です。

550人が講堂に居るのに、音を出さずに静かにしているというのは、それだけで緊張感があります。そこにはぜったいに「音」を出さない、「音」をさせないという気持ちから来る「音」に対する想いが生まれます。

*** ***
「音がしている時も音楽ですが、音がしていないときも音楽です」
「さあ、自分の心臓の音が聞こえるぐらい静かにしてみましょう。」
 
・・・・「はい、とても静かになりました。」
    「では、音楽会を始めましょう!!!」
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550人が作った「沈黙」「静けさ」は、その後に発表された生き生きとした音楽に勝るとも劣らないすばらしい「大合奏」になっていたと思います。