「大変喜んでくださいました」

「私たちも感動して涙しながら演奏しました」

電話の声の主は、桃陽小の保護者でナースをしていらっしゃる方でした。

＊　＊　＊

校区にはいくつか病院がありますが、
その中のひとつにホスピスが院内にある病院があります。

先月の学習発表会。
４年生の鍵盤ハーモニカで演奏された「Ｇ線上のアリア」

・・私たちナースも、クリスマスにホスピスの患者さんの前で同じ曲を同じように演奏してみたい・・・
演奏を聴いたときにそう思ったそうです。

出来るだろうかと、相談を持ちかけられた私は「もちろんできます」と即答。

更に「この曲を演奏するための鍵盤ハーモニカの吹き方を教えさせてください」と押し売りまでしてしまいました。
２度ほど病院にお邪魔しました。

＊　＊　＊

そして今晩・・・

クリスマスまで待つことを許されないお一人の患者さんのために、一足早いコンサートがありました。

コンサート前の練習に少しだけご一緒させていただきました。

１５本の鍵盤ハーモニカとお二人のベルで奏でられるＢＡＣＨ！

優しさあふれる表情で演奏するナースの皆さん。
どんどん美しい響きになっていきました。

＊　＊　＊

学校に帰って仕事を続けていた私に電話がありました。

「ご本人もご家族も、たいへん喜んでくださいました！」

電話の向こう側。コンサートは成功したようです！！

彼女の感動と嬉しさで輝いている顔が見えるようでした。


私も、感動を分けていただきました。ありがとうございます。