今日の一言 1月6日 天王寺区新年祝賀互礼会
- 公開日
- 2016/01/06
- 更新日
- 2016/01/07
校長雑感 一隅を照らす
新年恒例の天王寺区の互礼会。
会の冒頭の開会のご挨拶の中の一節です。
昭和22年。戦後の苦しい時期、一日一日食べていくのが精一杯でした。
新年を迎えてもお節でお祝いできる家庭があったりなかったり。
それならばと、区役所内でささやかな年賀のお祝い会をしよう、と始まったのが天王寺区の互礼会でした。
その後の日本の発展、そして今日に至るまでの諸事情はご存じのとおりですが、これも全て本日ご参会いただいた天王寺区を支える皆様のお蔭です・・・・・
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無事に健やかに、新たな年を迎えることができる喜びを感じる新春らしいご挨拶でした。幸せな気持ちになりました。
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今年の年越しは、ミュンヘンにいました。
ミュンヘンでもほかのヨーロッパの都市と同様に、新年を迎える0時には街のあちらこちらで花火が上がります。ミュンヘンの街の中心にある広場やミュンヘンオリンピックが開催された旧会場の辺りは新年をお祝いする人たちでいっぱいになります。
でも、今年は違いました。
過激派組織「イスラム国」(IS)が州都ミュンヘンの鉄道駅を狙った自爆テロを計画しているとの情報があったからです。
私たち家族も街中に出かける予定にしていましたが、電車が動いていません。
我が家で新年を迎えることになりました。
幸い何も起こらなかったのですが、「もし・・・」と考えると・・・
私たちのすぐそばで何が起こっても不思議ではありません。
家族一緒に新年を迎えることができる幸せをしみじみと感じました。
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お正月を迎え、「明けましておめでとうございます」と言えることは、あたり前ではないのです。
ここ日本で、大阪で、天王寺区の皆様と一緒にここにいることができる嬉しさを感じています。
写真は、12月31日、ミュンヘン。
規制線の張られた駅構内を調べる警官(EPA=時事)