学校日記

今日の一言 1月20日 日本人が英語ができない理由?

公開日
2016/01/20
更新日
2016/01/21

校長雑感 一隅を照らす

小学校の英語教育についておはなしを聞く機会がありました。

とても考えさせられる内容だったのですが、話しを聞きながら思いだしたことがありました。

* * * *

ドイツ語が専門の大学の先生がおっしゃっていたことです。

日本人が、「(外国語としての)英語」を話せる国と比べ、
英語を話せない理由は、必要性がないからです。
経済的な観点から、必要がないからです。

経済活動が完結する規模の国(生産・販売・購入≒地産地消)は、そこで話されている言語で充分事足ります。国の規模、その国の場所によっては、生産したものを海外に輸出したり、輸入したり、人の行き来が必要だったり・・と英語(または共通言語)が必要になります。

日本は経済活動が国の中で完結する規模です。

ドイツもすこし似た傾向があります。

・ ・ ・ ・ ・

この話は、今から5年ほど前にドイツで聞いた話です。

勿論、輸出大国と言われる日本の経済活動が国内で完結している・・・などとは一概に言えませんが、日本で暮らす人たちのう中で何人が英語を使って経済活動をしなければならないかと言う意味では、この先生のお話しにうなづけます。

さて、2016年の今、状況は変わっているのでしょうか?


私は、大阪に来て2年弱になります。
英語を使ったのは、学校に英語を教えに来ているオーストラリア人の先生とだけです。
でも彼女は日本語が上手なので今では日本語で話しています。


ドイツにいたときは、

ドイツ語も日本語も話せない人がいる場合

または

日本語が話せないドイツ人とドイツ語が話せない日本人とミーティングする場合

など、どうしても英語を使わなくてはいけないことがありました。
英語のへたな私はとても苦労したものです。

・ ・ ・ ・

・誰が、本当に英語を必要としているのでしょうか?
・どのような英語(生活言語・学習言語・ビジネス英語)を、
 だれから求められているのでしょうか?


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国の人口順リスト(wikipediaより)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E9%A0%86%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88