学校日記

今日の一言 1月28日 宮川彬良さんと1日目 その5

公開日
2016/01/28
更新日
2016/01/28

校長雑感 一隅を照らす

ふるさと
作詞 高野辰之
作曲 岡野貞一

兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川
夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷

如何にいます父母 恙なしや友がき
雨に風につけても 思い出づる故郷

こころざしをはたして いつの日にか帰らん
山はあおき故郷 水は清き故郷


*** *** ***

夜の18時。
この時間になると音楽室には誰も来ません。
私は、ふるさとの譜面を持って音楽室に。

窓越しに見える隣の幼稚園からは、ドイツ語が聞こえています。
子どもとお母さんの声。

早く帰ろう!お腹へった!!


・ ・ ・ ・

そんな声が耳の奥に残ります。

さあ、弾こう!
ふるさと・・・
この曲は、最初の4小節だけでも、私を感動させてくれます。

在外にいる者にとって、心に染み渡る歌詞です。

帰りたい・・・・
いったい、私はここで何をしているんだろう・・・

そんな想いで何度も何度も繰り返しピアノを弾きます。
ミュンヘン日本人国際学校の音楽室。

3番の「こころざしをはたして いつの日にか帰らん」の箇所。
音楽家になる志を果たせなかった私の心には特に響きます。
応援してくれた父母の顔が浮かびます。

*** *** ***

1月22日の夜、宮川彬良さんと作詞家の響敏也さん、音楽を専門とする先輩校長先生と夕食をご一緒しました。
とても刺激的で楽しい時間でした。

その時に宮川さん・・・
「知ってますか?ふるさとは国の依頼で作曲されたんです。当時外国に出ていく優秀な人がいました。その人たちが、望郷の念に駆られて日本に帰りたくなるような、そんな歌を作るようにと・・・」

   (私は優秀なわけではありませんが)
  えっ!まんまとしてやられたわけですね。この歌に背中を押されたようなもんです


「いいじゃないですか。帰ってきてよかったでしょう?」

   もちろん・・・・・

*** *** ***

でもなぜか、日本に帰ってきても、校長室で、ふと思い出したようにふるさとを弾いています。