学校日記

今日の一言 5月6日 幸せはすべての人に

公開日
2016/05/07
更新日
2016/05/09

校長雑感 一隅を照らす

いつもいつも 願いつづければ
いつか必ず かなうはずだ

朝の光に 昼のひと時に 夜は眠る前に
願いつづければ かなうはずだ

幸せはすべての人に
等しく与えられるはずだから はずだから

いつもいつも 願いつづければ
いつもいつも かなうはずだ
いつもいつも 朝の光に
いつもいつも

いつもいつも 願いつづければ
きみの夢は  かなうはずだ
涙枯れはて 人にさげすまれ 途方に暮れるときも
願いつづければ かなうはずだ
幸せはすべての人に
等しく与えられるはずだから はずだから

ラララ・・・
等しく与えられるはずだから はずだから
ラララ・・・

(作詞:岡本おさみ 作曲:宮川彬良 全音楽譜出版社)

***

〇言葉には、意味があると思うのね。
 ひとつだけでも・・

 ひらがなのひとつひとつに意味がある・・・

 たとえば「あ」、「あ」というだけで、
 そこにはその「ひらがな」が持っている
 意味や色合いやそんなものが・・・・

 「あ」
  ありがとう
  あさ
  あいさつ
  あいしてる

  ほら、なんか「あ」が
  体のどこかで 響くところがあるよね。

・ ・ ・

 じゃ、この曲は?

 「い」「つ」「も」・・・・


 ちょっと歌ってみるね。

 ♪いつもいつも 願いつづければ
     いつか必ず かなうはずだ♪

 この曲は「家なき子」というミュージカルの中の曲なのね。
 歌ってる人は、幸せなんだろうか?

 どう思いますか。

 おそらく、幸せではないから、願いつづければかなうはずだ・・・と

〇音楽は即興性が大切。

 即興性っていうのは、まるで今作曲したような感じっていうこと。
 クラシックの演奏も、聴いている人が、
 まるで今その演奏家がそこで作曲したんじゃないかと
 錯覚するぐらいだといいんじゃないかな。

〇言葉で言っていることが本当じゃないかもしれないよね。
 
 ♪幸せだからいいの・・・なんて歌があっても、
  実は幸せじゃないのかも知れない。

  そんな表現が立体的な音楽になるのかな。

***

宮川彬良さんによる公開授業。夕陽丘高校でのひとコマです。
宮川さんが歌うと、天王寺区にある高校のホールのステージが、
ミュージカル「家なき子」の少年レミのシーンに変わりました。

最初歌った時の夕陽丘高校の生徒さんたちのコーラスは、とても美しいハーモニーでした。ひとつひとつの声部がひとつの声のような・・。

宮川さんが、歌い、指揮をした後の彼らはその美しいハーモニーに
ひとり一人の生徒さんのとても個人的な何かがプラスされたようでした。

17歳前後の彼らが、それほど長くないこれまでの人生の体験の中から
この曲に相応しい「何か」を一生けんめい探すように
「いつもいつも 願いつづければ・・」と歌います。
一つひとつの音を探し求めながら。

・・・
生徒さんの中には、涙ぐみながら歌う姿もありました。

彼女は、音楽に涙したのでしょうか・・
それとも、彼女の探り当てた個人的な何かに・・・

(夕陽丘高校・公開授業 5月6日 13時から13時50分)