【全校朝会】7月11日
- 公開日
- 2016/07/11
- 更新日
- 2016/07/11
全校
大型の旅客船の船員さんから聞いた話です。
その船は、何百人ものお客さんをのせて世界一周するような大きな船です。
その船が通るときは、小さな船はもちろん少々大きな船でも、その巨大な船をよけて通ることになっていました。
ある日ある晩、雨や風が吹く嵐の中、
その大きな船は航海を続けていました。
すると見張りの船員が叫びました。「船の進む方向に小さな光を見つけました!」
船長は、すぐに聞きました。
「その船は止まっているのか」
見張りは言います。
「止まっています」
すぐに船長命令しました。
「信号を送れ!! 衝突の危険あり、進路を変更せよ」
ところが向こうから返ってきた信号は、
「そちらが進路を変えなさい」
船長はイライラして、もう一度信号を送るように指示します。
「こちらは大型船の船長だぞ、進路を変えろ!!」
ところがまたもや同じ返事です。
「わたしは、ただの係のものです。そちらが進路変えなければなりません」
船長はついに怒り、吐き出すように言いました。
「信号を送れ!! こちらは大型の旅客船だ!」
返ってきた信号は
「こちらは灯台です」
・・・
大型旅客船は進路を変えました。
* * * *
自分のことだけが正しいと思って、友だちとぶつかることがありますね。
でも、本当は自分の方が間違っていることがあるかもしれません。
相手のことを、ひょっとすると知らないかもしれない?
友だちが怒ってたとすると、それは何か理由があるのかも知れない?
すこしだけ、そんな想像力があると優しい関係ができるんじゃなかな。
(スティーブン・コビー 「7つの習慣」を少しアレンジしました)