午前中に校内を巡視していました。

２年生教室の前に行くととても静かです。先生はどこにいるのかと
廊下から教室を覗いても「先生」が見えません。

教室に入ると、先生はいませんでした。先生は用事があって、ほんの少しだけ職員室に戻っていました。その間、自習をするように子どもたちに言ってあったようです。

とても静かに漢字ドリルをしていました。
「かしこいね！先生がいないときに、しっかりと勉強することができる！立派だよ」
と声をかけると、ニコッと笑ったかと思ったら、すぐにキリッと真面目な顔に戻り漢字ドリルに顔をくっつけるようにして、また学習に戻りました。

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昨年、全校朝会で「慎独」という言葉についておはなしをしました。

誰も見ていないときにちゃんとする。
誰かに何かを言われるからするのではなく、自分の意志で自らを慎む。

簡単なことではありません。

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とてもまじめな大学の先生の話を聞いたことがあります。
その先生は、真夜中の赤信号、車が一台も走っていない道の赤信号でも守ったそうです。

私は感心しました。


「きまりはあるけど、守らないこともあるよ。
だって、誰にも迷惑かけてないじゃない。」
こんな言葉も聞くことがあります。

私は、愚直にをきまりを守る「赤信号」の先生が大好きです。
そして、誰も見ていなくても、自分の意志をしっかりもって勉強をしていた２年生も大好きです。