学校日記

今日の一言 11月14日 志望動機 変わって欲しくない

公開日
2016/11/14
更新日
2016/11/14

校長雑感 一隅を照らす

日本人は、どうしてそんなに信用されているんだろう。
日本人であるということで、裏表がなく、職業で人の優劣をつけることがなく、
礼儀正しく、時間を守り、約束を守る人だと思ってもらえるのは、なぜだろう。


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1986年から2014年1月までドイツで暮らしていました。
その間、幾度となく感じたことでした。

わたしなりに答えがありました。それは、

日本の教育がすばらしいからだ・・・・と。

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裏表がない
職業で人の優劣をつけない
礼儀正しい
時間を守る
約束を守る
長幼の序
公共の場をきれいにする
目上の人を敬う

などなど・・・・


その中でも、

人のことを自分のことより先に考えること
和を大切にすること

は、美徳とされ、学校生活で身につけたと記憶しています。

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多くの日本人の何気ない「仕草」や「言葉」「表情」からドイツ人(少なくとも私の周りの)は、これら美徳とされていたことを、感じとっていたのではないでしょうか。

私はごく平凡で平均的な日本人だと思っていました。それどころか、礼儀正しさやいくつかのことについては、かなりいい加減であり、長年ドイツにいるとその辺の感覚が鈍っています。平均以下だったかも知れません。

その私ですら、すこしばかり丁寧なお辞儀やちょっとした気のまわし方をしただけで、感心されるのです。

ましてや、日本から来たばかりの駐在員の人たちの立ち居振る舞いは、驚かれるばかりでした。

ところが・・・いつのころからか、日本から来た人たちの様子が変わってきたような気がしはじめていました。

(つづく)