学校日記

今日の一言 12月12日 アンガ—マネジメント

公開日
2016/12/12
更新日
2016/12/13

校長雑感 一隅を照らす

大阪市の校長会が主催の学校長を対象にした「人権教育全体研修会」が今日、教育センターで開催されました。「怒りをコントロールする」アンガ—マネジメントの研修でした。

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怒らないで指導できないだろうか・・・

大阪に来てから、ずっと考えていることです。
昨年の秋から5か月間、高学年の音楽の授業をしました。
怒らないで、感情的にならずに指導することのむずかしさを痛感しました。

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今、私が理想とする学校、教育現場は「怒鳴り声のしない教室」「怒った顔で叱っている先生がいない学校」です。

私が理想とする社会も、怒鳴り合ったり、怖い顔をして意見を戦わせたり、誰かが誰かを恐怖でコントロールしたり【しない】、そんな社会です。

わたしたちが、子どもたちを、怒ったり、叱ったりしないといけないのは、
子どもを思いどうりにしたいからではないでしょうか。

桃陽の子どもたちは、怒鳴り声の中で育つ必要のない子どもたちだと思います。

わたしたちの思いどうりに育つ子どもではなくて、
子どもたちが持っている能力・可能性のままに成長していく子どもたち。

そんな子どもたちをイメージできれば、どんなに素敵でしょうか。

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親は、いつの時代でも子育てに不安を持っています。
学校の先生たちも同じなのかもしれません。

これでいいんだろうか。
今、叱ってやらないと道を誤るんじゃないだろうか。
言うんじゃなかった。
言っておくんだった。

毎日、頭を抱えながら、不安のなかで子どもを教え育ているのかも知れません。

でも、もし子どもを信じることができたら、
「わたしたちの子どもだから大丈夫!少々のことはへっちゃらだ!」
こんなふうに思えたら、子どももわたしたちもニコニコしていられるに違いない・・

研修が終わって、そんな感想を持ちました。

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