学校日記

今日の一言 1月19日 カンターレあかんたーれ その2

公開日
2017/01/19
更新日
2017/01/19

校長雑感 一隅を照らす

大阪弁で群読をする!!ワクワクします。

子どもたちが群読するとき、文章はほとんどが標準語です。
方言の文章を読むことはあまり多くはありません。
少なくとも私は聞いたことがありません。

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あいうえ おおきな まちやけど
かきくけ こんなに せまいまち
さしすせ それでも すきなまち
みんなの おおさか!
(響敏也作詞 「カンターレ・あかんたーれ」より)

先日、響さんと数人の校長先生方と教育委員会の方と会いました。
その時に、試みに数人の先生方が一緒に、この詩を声を揃えて読みました。

ピッタリです。イントネーションも声色(こわいろ)まで。

いつも聞いている大阪弁ですが、何人もが声を揃えた大阪弁は初めて聞きました。
どこかでイントネーションがずれるのではないかとドキドキして聞いてしまうぐらい、
特徴的なメロディーが聞こえてきました。

大阪弁を話せない私にとっては、ピッタリとあった朗読は音楽のように聞こえました。

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音楽のアンサンブルは、よく言葉に喩えられます。

「おはようございます」と日本が母国語の人が何人かで一斉に声を合わせると、
おそらく、同じところにストレス(アクセント)が来るので、きれいに響くと思います。

でも同じ人たちが、「good morning」と言ったらどうなるでしょうか?
なかなか日本語の時と同じようにはいきません。

「音楽の語法を身につける」とは、よく言われることです。「語法」と言ってもいろいろあるので、少々乱暴かもしれませんが、言葉にむすびつけることもできるように思います。

バロック・クラシック・ロマン派などなど音楽には作曲された時代があり、
また同じ時代でも作曲者が違えば、演奏の仕方も変わります。
ひとつの理由に、作曲者がはなす言語が関係していると言われます。
イタリア語・フランス語・ドイツ語・イギリス語・ロシア語・フィンランド語・ポーランド語・ヘブライ語・日本語・韓国語・・・まだまだあるかもしれませんが、クラシック音楽の名作曲家がはなした主要言語はこの程度あるでしょうか?

ここに、いよいよ「大阪弁」が加わる・・・・!!
ワクワクします。