学校日記

今日の一言 1月21日 やはり名作! 星の王子様

公開日
2017/01/21
更新日
2017/01/21

校長雑感 一隅を照らす

「大切なものは目に見えない。」

かかし座の演出でも、このセリフを強調していました。
何度も繰り返されたので、子どもたちも覚えたようです。

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「たいていの出来事は、言葉でいいあらわせるものではなく、ことばがけっして入り込んだことのない場所で起ります。」

リルケ「若き詩人への手紙」の一節です。

「あらゆる事物は、たいていの人々が私たちに信じさせたがるほど、理解できるものでもなく、ことばでいいあらわせるものではありません。」

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「目に見えないもの」や「ことばでいいあらせないこと」を大切に!
素敵だと思います。

はっきり見えていたり、明瞭に説明できることばかりが、もてはやされる時代です。
みんながみんな理解できる種類のものだけが、分かりやすく、正しいと決めつけられる傾向が世の中にあるように感じます。

リルケやサンテグジュペリが表現することをあきらめるほどの風景・心象(イメージ)を想像しようと思うだけで、私はワクワクします。

「星の王子様」は、子どもたちにも、きっと何かを感じさせてくれたことでしょう。
やはり「名作」でした!!