学校日記

今日の一言 1月30日 中村さん特別授業

公開日
2017/01/30
更新日
2017/01/30

校長雑感 一隅を照らす

「マレット(バチ)をさかさまに持って、ティンパ二−のヘッド(膜)の上に落してみましょう。そうすると、ボールのようにマレットが弾みます。この動きをまねして演奏できるようになることが理想です。」

「腕全体の動きは、バスケットボールをつくときの動きに似ています。やってみましょう。次はテニスボールではどんなイメージになりますか?こういう動きで太鼓をたたいてみましょう。」

「音が大きいとか小さいと言うより、音楽的にいい音かどうかが大切です。」

「大太鼓の左手をヘッドに置く場所、ヘッドのどこをたたくか「真ん中」「枠に近いところ」いろいろ試してみましょう。大太鼓の余韻や音色が変わります。」

「大太鼓は、チューバと同じリズムで演奏することがあります。そのときはこの左手と右手のコンビネーションでスタッカートにしたり、音の余韻や深み、音色を変えます。客席ではチューバだけ鳴っているように聞こえますが、実は大太鼓が、チューバの音に色彩を加えることをしているのです。」

「小太鼓のチューニングの音程はラまたはシのフラットぐらいがいいでしょう。小太鼓には、はじけるような響きが欲しい。低い音程でチューニングしていると響きが鈍くなります。」

「トライアングルを持つときのヒモは、テグスがいいです。響きが断然よくなります。」

「シンバルは、左右が合わさった時に空気が入るとその音がしてしまいます。楽器をハの字にかまえて、左のシンバルに右のシンバルの上の部分を一回当て、即座に下の部分を当てます。すなわち二度音がするわけです。その二つの音がほとんど同時に鳴るように練習します。」

***
目の前で実演しながら教えていただきました。
子どもたちが授業に行った後に私と音楽の先生だけに教えていただいたことは、ビデオに撮らせていただきました。子どもたちに見せたいと思います。

やはり本物は違います。
宮川彬良さんにきていただくのも、子どもたちに本物に触れてほしいからです。
今日の特別授業も本物の一流の演奏家に触れる機会となりました。

「鳥肌が立った!」
子どものこの感想が、今日の授業が実り多きものであったことを証明してくれています。
私も、チューバの件(くだり)では鳥肌が立ちました。

教えていただい事を校内でしっかり伝達していきたいと思います。

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急遽来ていただいた中村拓美さんに感謝申しあげます。
ありがとうございました。

(中村さんの特別授業は、本校の音楽の先生の大切なコネクションを最大限に使うことで 実現しました。ありがとうございます。)