第一報　組織で対応　大きく構えて小さく収める

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在外の総領事館には、安全警備担当として警察の方が出向していることがあります。
私が、ミュンヘン日本人国際学校に勤務していたころも、
ミュンヘン総領事館に警視庁から出向していた警察官がいました。

彼に教えてもらったのが、冒頭の言葉です。

彼曰く、事件が発生すると

〇「第一報」

　すぐにパトカーで飛び出ます。
　どこに向かうかわかりませんが、とにかく飛び出るそうです。

　その後に「続報」で、５W１Hの連絡を受けます。

〇「組織で対応」

　誰がどこに向かっているか。
　どのようなアクションをしているか。

　指揮する人に情報が入らないと、バラバラの動きになります。
　組織で動かなければ、力を発揮することはできません。

〇「大きく構えて、小さく収める」

　入ってくる情報から、どのくらい重大な事件なのか判断、想定しながら対応しますが、「大したことないだろう」と思って対応したら、とても大きな問題だった・・というやり方では、重大な結果を招き、禍根を残します。

　「たいへんなことが起こっている可能性がある」と、最悪を仮定し対応。結果として「何でもなかった」・・・とケースクローズするのが理想だそうです。

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元気に登校した子どもたちが、元気に家庭に帰っていく。
当たり前のことのようですが、その当たり前をやり通すためにも
「第一報・組織で対応・大きく構えて小さく収める」の心構えを教職員全員で共有していきたいと思います。